高齢者用家電、進出にメーカー足踏み 需要増加も小規模市場に懸念
世界でも最も多くの高齢者を抱える中国。
今年はその数が2億人を突破する見込みで、2025年には3億人、
34年には4億人に到達する見通しという。
関連産業からすれば、この巨大市場は発展の新チャンスだが、
家電市場に絞ってみると、
高齢者側の需要とメーカー側の意向との間に大きな隔たりがあるようだ。
家電売り場のテレビコーナーを見てみると、
主流は大型のインテリジェンステレビとなっており、
各メーカーとも多機能化を実現。無線LANによるネットワーク接続もできる。
しかし、パソコン操作になじみのない高齢者にとっては、
どれも扱いづらい機能だ。
実際、ある高齢者は
「ただテレビ番組が視聴でき、音量調節さえできれば十分。
それ以上の機能は混乱するだけ」と話している。
高齢者用家電・・昔ながらが一番かもしれません