パナソニックがテレビを「白物」に統合
パナソニックが、プラズマテレビなどのデジタルAV家電部門を、
冷蔵庫などを手掛ける白物家電部門に統合することが11日、分かった。
経営効率化が狙い。ことし4月に実施し、
2018年度に家電で2兆円の売上高を目指す。
配置転換は1000人規模に及ぶ可能性もあるが、人員削減はしない。
労働組合に昨年12月、組織変更を申し入れ、協議を進めている。
一般消費者を相手にテレビやカメラなどを扱うデジタルAV部門は、
かつては同社の「花形」の事業だったが、
韓国メーカーなどとの競争激化で販売が 低迷。
このためパナソニックは、
業務用のタブレット端末や監視カメラなど企業向けのビジネスを今後強化し、
テレビなどは白物家電と一体化し販売を強化す る。
津賀一宏社長は昨年10月に
「テレビ事業を白物家電の1つとして位置付ける」と述べ、
組織体制の変更を示唆していた。
ネットワークを通じて情報を処理する「クラウド技術」を活用し、将来的には、
テレビを窓口にして洗濯機や冷蔵庫を操作する構想もある。
どんどん進化していく家電についていけるかな~